レコードのコレクター:2

レコードのコレクターの深い世界をもう少し見てみましょう。
日本は世界的に見ても、レコードのコレクターが多い国だといわれています。
レコードのコレクションの対象は、どんなジャンルでもかまいません。
例えば、戦前に作られた落語のレコードを専門に集めているコレクターもいるのです。
レコードに刻まれているのは音楽だけではないのです。
でもやはりレコードコレクションの王道といえば、洋楽のレコードということになるでしょう。
なぜなら洋楽でも特にアメリカのアーティストの作品は世界中で様々なバージョンが発売されているからです。
日本盤、アメリカ盤、ドイツ盤と集めていくようになれば、コレクターの海にあなたも船出したことになります。
またこうしたコレクターに多いのが、いわゆるレーベルコレクターです。
レコード会社は、それぞれに特徴を持っています。
最近ではあまり明確とはいえない場合もありますが、例えば、日本でも、演歌のレーベルならどこそこのレコード会社のこのレーベル、フォークソングなら、あの時代のあのレコード会社の何々というレーベルといった具合です。
こうした傾向は、海外のレコードメーカーではより顕著になります。
これは海外では、レーベルに特徴を持たせることによって、購入者に新しいアーティストの特徴をアピールする効果があるからです。
そのためレコードコレクターの中には、1968年から1975年までに発売されたこのレコード会社のこのレーベルのアーティストを集めているといった言い方がごく当然のようにされています。
そしてそのなかには、あるのは分かっているが見たことがないといわれるレコードがあるのです。
こうしたレコードが市場に出ると、コレクターの間ではすぐにうわさが飛び交います。
その理由はごく簡単に言うと、こうしたマニアックなコレクターは世界にそれほど数がいないからなのです。
そのため、こうしたレコードを専門に扱うレコードショップの数もそれほど多くないのです。
こうしたレコードが市場に出ることになると、そのコレクターと仲の良い店がまずはそれを買い取ります。
そして世界中のそうしたレコードを扱う店に連絡がいってオークションが始まるのです。
もちろん金額も半端ではないので多くのコレクターはそれを手に入れるために自分のコレクションの一部を処分することも多いのです。
するとまたそのレコードが市場に出る。
このようにしてレコードはコレクターの手から手にわたります。
そのうち、同じ趣味のコレクターの間で貴重盤は誰が持っているかも知ることになるのです。
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