レコードを聴く楽しみ

レコードをお店で買って、家に持ち帰り、初めて聴くときの楽しさを覚えている方は多いでしょう。
コンパクトで扱いやすいCDを開くときとはまた違った楽しみがあったはずです。
まずジャケット全体にかかっている薄いビニールカバーを開きます。
そしてジャケットの間に挟まっているレコードとそれを包むビニールの袋を取り出します。
次にレコードを落とさず、かつレコードの盤面に触らないように気をつけて慎重にレコードを手にとります。
レコードの盤面をそのまま手で触ると、レコードが痛んだり、手の脂がついたり、それが汚れを呼んだりして、いいことは何もありません。
レコードプレーヤーのターンテーブルにレコードを慎重に置きます。
そしてレコードの汚れと静電気をとるためのローラー型のクリーナーでレコードの表面をふき取ります。
まるで一連の儀式のようにレコードが好きな人はこの動作を行います。
プレーヤーのスイッチを入れるか、または手動でレコードの上に針がついたアームを置きます。
何周かレコードが回り、そしてスピーカーから音が聞こえてきます。
音楽を聴く楽しみが身体中に伝わってきます。
通常は、蓋で隠され、回転するところがほとんど見ることができないCDと違い、レコードは回転しながら、針がゆっくりと中心に向かって進むのを見ることができます。
驚くほど高速で回転するCDと違い、レコードはゆっくりと回ります。
音楽を聴きながら、レコードが回る様子を見ていた経験のある方は多いでしょう。
このなぜかゆったりした気分になれるのもレコードならではといえるかも知れません。
レコードをかけるということはどこかレトロな雰囲気に酔わせてくれます。
レコードは、CDと違い、A面とB面があり、片面は長くても30分あるかないか、両面で45分くらいあれば割と長く聞けるレコードです。
片面で1時間を軽く越えることも珍しくないCDとの大きな違いです。
片面が終われば、レコードはひっくり返して裏側を聴く作業が待っています。
CDを聞きなれると、いかにもレコードは、何かをしながら聴くのには向いていないことがわかります。
しかし、それだけに音楽を聴くことに集中できるのもレコードの持つ良さです。
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