レコードと音楽ジャンル

レコードの音楽を聴く方は、それぞれに好きなジャンルがあることでしょう。
レコードの素晴らしさは、どのようなジャンルの音楽でも、一枚の同じ形態のレコードに収められ、同じ機械で再生することが出来ることなのです。
このことは、言われてみれば当たり前のような気がしますが、とても重要なことです。
例えば、レコードの世界では、クラシックのレコードもロックのレコードも同じ形態をしていて、同じ機械で再生できます。
この特性は現在の主流であるCDにも引き継がれていますが、このことによって、若者はロックを、中年は演歌を、高齢者は浪曲をといったように、好きなレコードをかけることによって聞き分けることができるのです。
もしもロックとクラシックの音源が同じ機械で再生できなければ、音楽は現在ほどいきわたらなかったに違いありません。
この同じハードに違う種類のソフトが組み込めるというレコードの特性は、たいへん大きな影響を及ぼしたといえるのです。
さらにレコードは、ほぼ世界中で同じ仕様になっています。
このことが、また世界中にレコードを普及させることにつながり、後に述べるようにレコードのコレクターを世界中に出現させることになったのです。
レコードの愛好家は、同時に様々な音楽のファンです。
あるいは音楽だけではなく、落語や浪曲などの芸能ファンかもしれません。
さらには自然音やカーレースのエンジン音を集めたレコードなども一部にはとても人気があります。
レコードは、その長い歴史の中で、数々の音楽ジャンルを作り出してきました。
そもそも音楽ジャンルはレコードの出現と同時にできたものといってよいでしょう。
レコード以前には音楽のジャンルが明確に意識されることはなかったと思われます。
レコードには多くのジャンルがあります。
試しに誰でもいいから、レコードのコレクターといわれる人たちにどのようなレコードを集めているか聞いてみましょう。
そのあまりに細分化された世界に圧倒されることでしょう。
例えば、70年代の女性アイドルを専門に集めている人もいれば、50年代の黒人音楽のボーカルグループを集めているという人もいます。
レコードが好きな人が単純な音楽ファンではないということがなんとなくわかってくるでしょう。
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